母親の呪縛から解放される方法
臨床心理学博士・心理カウンセラー
すべての人はトラウマを持っているという立場で
母親を10のタイプに分け、それぞれ考え方をプラスに切り替えることで対処しようという考え。
1 コントロールマザーの場合
「今日は何でこんなに遅かったの?」
自動思考→「そんなの買ってでしょ」
スイッチ思考「何でも知っておかないと不安なんだな」
2 被害者メンタリティーマザーの場合
「私のこおとなんてどうでもいいのね。もう死にたいわ」
自動思考→「そんなことないよ、お母さん!死ぬなんてこと言わないで!」
スイッチ思考→「ああ、また私に何かさせたいのね。もうその手には乗ら
ないわよ」
3 完全主義マザーの場合
「もうちょっと頑張ってよ」
自動思考→「もう十分頑張ってるよ。どこまで頑張れば認めてくれるんだ」
スイッチ思考→「そんなに理想ばかり追求して、疲れるだろうな」
4 オールドファッションのマザーの場合
※女は男に従うものだなど、古い考え方のこと
「もっと女の子らしくしなさい!」
自動思考→「うるさいな!」
スイッチ思考→「お母さんは私を守りたいんだ!」
5 劣等感マザーの場合
「あんたは本当に出来の悪い子だね」
自動思考→『私って本当にダメな人間なんだ』
スイッチ思考→「娘の悪口をいわないとやってられないほどつらいのね。
お気の毒」
6 建て前マザーの場合
「そんな成績じゃ、親戚中に笑われるわよ」
自動思考→「いつも周りばかり気にして、何よ」
スイッチ思考→「ああ、お母さんは私を外の冷たい風から守ろうと必死な
んだ」
7 欲求不満マザー
「お父さんと結婚しなきゃよかった。もっと家事をやってくれる人がよか
った」
自動思考→「また、そんなグチ?もう聞きたくないわ」
スイッチ思考→「自分の人生を棒に振ったと思うからつらいのね」
8 未熟マザーの場合
「『デブね』と言ったくらいで、なんでそんなに気のするの?」
自動思考→「なんて冷たくてむごい母!」
すスイッチ思考→「子どもだから子どもの気持ちが分からないんだ。ただ
思ったことを言っているだけ。仕方ないわ」
9 依存マザーの場合
「欲しいものがあるんだけど、お金うぃ貸してもらえないかしら?」
自動思考→「娘にお金を無心するなんて最低」
スイッチ思考→「お金を貸して、買い物依存症を悪化させることはできない。
だから絶対に貸せないわ」
10 虐待マザーの場合
「あんなに頭の悪い子はいないよ!」
自動思考→「私はそんなに頭がわるいのかな。どうしよう」
スイッチ思考→「お母さんは子どもの時にひどくいじめに合ったから、こんなふうにしか言えないんだ。困ったもんだ。」
結局、母の言葉に直接感情的に言葉を返すのではなく、母の抱えているトラウマを考え、そんなふうにしか言えないんだと冷静になり大きなダメージをうけないようにすること。